歯みがきと発癌リスク。その驚きの関係!

日本の死因のトップは、癌。恐ろしい病気です。
癌は初期の頃には自覚症状がなく、発見した時にはかなり進行していることが多いと言われています。

癌は、、生活習慣によって発癌リスクを減らすことが可能だと言います。
癌の原因となる危険因子として有名なのは、喫煙です。煙草は百害あって一利なし。がん発生率も、煙草を吸う人は、吸わない人の1.6倍も高いそうです。

他に、偏った食生活や、過剰な飲酒なども発癌リスクを高めてしまいます。

一見、癌とは何の関係もなさそうな歯磨きの習慣。
実は、発癌リスクと関係しているのです!

歯みがきをしない人は、1日1回歯みがきする人と比べると、食道や口の中に癌ができる危険が、1.8倍もあるそうです。
また、1日に2回以上歯みがきをする人は、1日1回歯みがきする人と比べると、発癌リスクが、3割ほど低くなるそうです。
つまり、1日に2回以上歯みがきをすれば、癌になる確率をかなり減らすことができるのですね。

でも、なぜ歯みがきで発癌リスクが減らせるのでしょうか?

口の中やのどには、アセトアルデヒドという発癌性物質を生成する細菌がいます。
歯みがきをする事によって、それらの細菌や発癌性物質が洗い流されるため、癌の予防に効果があるそうです。
朝と夜の1日2回、歯みがきをする習慣を付けておけば、むし歯や歯周病予防だけではなく、頭頸部癌や食道癌の予防にもつながるということなのです。

アセトアルデヒドを生成する細菌は、歯だけではなく、舌や歯茎といった粘膜にも多く存在しています。
そのため、ただ歯みがきしているだけではなく、歯と同じように、舌や歯茎もキレイにしてあげることが大切です。

体に気をつけて、いろいろな健康法を実践している人が増えています。
しかし、口腔内のケアは、意外と見落としがちになっているかもしれません。
健康で長生きするためには、体のケアだけではなく、歯や舌、歯茎を常に清潔な状態に保ってあげることがとても大切なのです。
 

最新のお知らせ

アクセス

oshiharai_3.jpg