口呼吸のデメリットだらけ・・・
口呼吸が病気の原因かも!?デメリットしかない口呼吸
皆さんは口で呼吸していませんか?鼻で呼吸できていますか?
以下の項目で、一つでも当てはまるものがあれば、口呼吸になっている可能性があります。
セルフチェックしてみましょう!
□無意識のうちに口が半開きになっている
□口内炎ができやすい
□歯並びが悪い
□クチャクチャと音を立てて食べる
□唇がカサカサに乾燥する
□朝起きた時、のどが痛い
□唇を閉じると、顎の先にシワができて「梅干し」ができる
□片方の歯で噛む癖がある
□早食い
□いびきをかく
実は、日本人の半数以上が口呼吸をしているそうなのです。
小学生以下では、その8割が口呼吸とも言われています・・・
◎口呼吸のいろいろなデメリット
・風邪をひきやすい
病気の原因となるウィルスをたくさん含んだ外気が、喉の粘膜に直撃することになります。
口からウィルスが入り放題な状態に。
風邪をひきやすく、免疫力も低下してしまいます。
・口臭の原因になる
口で呼吸をするため、お口の中が乾燥してしまい、唾液が出にくくなります。
唾液の分泌量が減ると、お口の中がネバネバし、口臭やむし歯、歯周病などになりやすい状態に。
・睡眠を妨げる
口を開けて寝るということは、舌が喉に落ちて気道を塞いでしまい、睡眠時無呼吸症候群を引き起こす原因に
なることがあります。
また、喉を圧迫するということでは、いびきをかきやすくしてしまいます。
質の良い睡眠がとれないと、日中、ボーっとしてしまったり集中力がなくなったりします。
・歯並びや顔の形にも影響
常に口が開いた状態なので、舌を喉の奥に引き込む筋力を鍛えることができずに、歯が前歯を押してしまうため、
前歯が飛び出す形になったり、顎の成長にも支障をきたすために歯並びが悪くなったりします。
また、表情筋も鍛えることができず、小じわが増え、目の周りや顎の下の筋肉もたるみ、二重あごになったり…
顔全体の印象も引き締まりがなく老け顔に。
◎鼻呼吸のすばらしいメリット
・風邪がひきにくくなり、免疫力アップにもつながります!
自分の身体の一部が自然に空気清浄機的な役割を果たしてくれるのです!
鼻呼吸の場合、鼻から取り込まれたウィルスやバイキン入りの外気は、
繊毛に吸着され、鼻水によって外部に排出されます。身体に取り込まれるのを防いでくれるのです!
(ぜんそくや花粉症の方の多くは、口呼吸をしているそうです。)
また、ウィルスやバイキンは、乾燥に強く、湿気には弱いという特徴があります。
鼻という空洞内は、加湿されるようにできているため、これらの侵入を抑える効果があります。
・質の良い睡眠につながります!
・小顔効果も期待大!
口をしっかり閉じる筋力がついているので、お口の周りのシワやたるみが解消され、引き締まった小顔に!
二重あごがなおったり、きれいな口元、笑顔がステキになります!
◎なぜ口呼吸になるのでしょうか?
原因は諸説あると言われています。
もともと、人間は鼻呼吸なのです。生まれたての赤ちゃんは、授乳中は鼻で呼吸をしていますよね?
言葉が出てくるようになると、口で息を吸うようになります。それから、風邪をひいて鼻がつまると、口からも呼吸することになり、
徐々に口呼吸するようになっていきます。
私たちの生活スタイルも変わってきたので、昔と比べると、離乳食開始時期が早まり(乳離れが早まり)鼻呼吸が癖になる前に、
口呼吸を覚えてしまう、とも言われています。
それから、「おしゃぶり」。日本では、おしゃぶりを長く使うことは良くないと考えられているので、
1歳を過ぎた頃には、おしゃぶりを取り上げることが多いようです。
しかし、外国では、なんと3〜4歳までおしゃぶりしていても、取り上げたりしないそうです。
幼少期に十分おしゃぶりをさせて、鼻呼吸する癖をつけるのだそうです。
また、柔らかいものばかり食べていると、噛む力が衰え、口周りの筋力も衰え、口が開く状態になり口呼吸になることもあります。
その他、鼻のトラブルや、歯並び、睡眠時の寝る姿勢の悪さ、肥満からも口呼吸になる原因だと思われます。
◎今日から絶対、鼻呼吸!
鼻で呼吸することを意識するだけでも、だいぶ違います。
この努力を積み重ねると、鼻の粘膜も強化され鼻で呼吸ができるようになってきます。
鼻づまりは、早めに解消。肥満は改善の努力を!
枕の高さを変えて気道の圧迫を無くすというのも考えられます。
それから、硬いものを食べるようにして、口の周りの筋肉を鍛えましょう。
お子さんの場合、おやつも、おせんべいやイカなど噛まなくてはいけないものにしてはいかがでしょうか?
おしゃぶりについても、歯並びが悪くなるのは心配ですから、月齢にあったものを選んでみては?
市販の改善グッズも上手に使うのも良いかもしれません。
寝ている間は、鼻呼吸を意識できないので、口が開かないようにするテープや鼻腔を広げて鼻呼吸を促すテープなどがあります。
口呼吸には、まったく良いことがありません。
鼻呼吸を心掛けて、健康とステキな口元と輝くスマイルを手に入れましょう!