噛みあわせと口呼吸

今、口を閉じられない子供や、無意識に口がぽかーんと開いてしまう大人が増えているそうです。
口が開いていると、体にいろいろな影響が出てきてしまいます。
たとえば、鼻には吸い込んだ空気を浄化する機能がありますが、口にはありません。空気中に散っている細菌まで丸ごと口腔内・体内に取り込み、アレルギー性鼻炎などのアレルギー症状を誘発したり、口やのどの奥の粘膜が乾きやすく、感染症のリスクも高まります。

口が開いてしまう原因は、噛まなくなった食生活により、顎や唇の筋力が衰えたからと言われています。

実は噛みあわせにもこの口呼吸が大きく関係します。
歯は、毎日刺激を受けて少しずつ動いています。それは舌で歯を舐めているだけでも同じです。普段から口を開けっ放しにして口呼吸が癖になっている子供は食事の際に舌で前歯を押しながら食べ物を飲み込みます。

この時かかる圧力は矯正治療より大きいのです。ですから、毎日の食事の度、何十回、何百回と繰り返されれば前歯がせり出し、かみ合わせの不具合が起きるのは当然なのです。

口を開けて顔の筋肉を使わないでいると顔が平坦になり口角が下がり、口元がせり出すなどだんだん顔の崩れが出てきて変わってしまいます。

口呼吸を続けていては、いくら矯正治療していてもまた元に戻ってしまいます。
人間は元々鼻呼吸をする生き物。
訓練し、今からでも鼻呼吸に戻しましょう。
まずは意識して口を閉じる事から始めませんか?

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