むし歯になりやすい気がする…遺伝なの?!

ちゃんと歯磨きしているのに、なぜか虫歯になってしまう…どうして?
と、思ったことはありませんか?そんな風に感じていらっしゃる方、けっこう多いようです。


なぜ、しっかりと歯磨きをしているのに、虫歯ができてしまうのでしょう?

実は、この虫歯になりやすいかどうか?は、遺伝的な要素が、大きく関係しています。
親から、免疫力が低く、細菌への抵抗力が弱い、といった遺伝的要素を受け継いだ場合、
細菌感染しやすくなり、虫歯や歯周病になりやすい体質になると言われています。

また、歯並びや歯の形、唾液の量、唾液の緩衝能力なども、遺伝的な要素で、虫歯のなりやすさにつながっています。

しかし、こうした遺伝的な要素があるからといって、必ず虫歯になるというわけではありません!
歯並びの悪さなどは、矯正すれば解決できます。
唾液の量や性質もストレスを上手に発散して、分泌量を増やすよう心がける事で改善されます。(以前の、『だ液』に関する記事をご参照ください♪)
たとえ、遺伝的にマイナスな要因がいくつかあったとしても、その弱点をよく把握し、気を付けることで、
お口の中を虫歯になりにくい環境に改善していく事が可能です!

もちろん、虫歯の原因は、遺伝的な要素だけではありません。
歯磨きの回数や磨き方、食習慣など、毎日の生活習慣も虫歯と大きく関わっています。

ご自身の歯が、「遺伝的に虫歯になりやすい」と思われる方は、入念に歯のケアをする必要があります。
そして、生活習慣にも気を付けることをおススメします。

その生活習慣の中で、特に気を付けていただきたいのは、やはり食生活です。
例えば、甘いものが好きでよく食べたり、頻繁に甘いジュースを飲んだり、お菓子を食べたりしている方は、
お口の中が常に酸性に傾いていて、虫歯ができやすい環境になっています。
できるだけ甘いものを控え、1日3回の食事以外は何も食べないなど、食の習慣を見直すことで、虫歯のリスクをかなり減らす事ができます。

虫歯になりやすい、なりにくい、という傾向は確かにあります。
けれども、実際に虫歯ができるかどうかは、ご自身の心がけ次第です!
虫歯になりやすいと感じる方は、特に、食生活に気を配り、日頃のセルフケアと定期的な健診で予防を心掛けましょう。
虫歯になるリスクをどんどん下げていくよう一緒にがんばりましょう!

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