ドライマウスが原因で起こる症状
ドライマウスは近年、女性に増加している症状とも言われています。
口内が乾いてしまう症状で、これに伴って色々なトラブルを起こしたりしますし、逆に何かの病気からドライマウスになっている場合もあります。
これ自体は直ぐに治療を必要とするものではありませんが、病気から来ている場合は元の病気治療が必要になりますし、またドライマウスが進行すると日常生活にも支障が出ることがありますので、出来れば早めに医師の診療を受けることをお勧めします。
◆ドライマウスが元で起こる症状とデメリット
◇虫歯、歯周病リスクの増加
口内が乾燥するということは唾液分泌量が低下しているということです。
唾液は口内の自浄、殺菌作用を持ちますので、虫歯や歯周病の菌を増殖させない効果があるのです。
その効果が低下することで、虫歯や歯周病のリスクが増加してしまいます。
◇口臭
唾液による自浄作用が期待し難くなるため、菌の増加で口臭が強くなってしまいます。
◇舌、粘膜が痛む
乾燥によって口内が荒れやすくなり、舌や粘膜にピリピリした痛みを覚えることがあります。
また、舌の表面は通常、ザラザラしているはずですが、これがツルツルとして赤くなることがあります。
完全にツルツルになってしまうと【平滑舌】と呼ばれるようになります。
◇食べ物が嚥下し難くなる
唾液が少ないため、食べ物が口内にひっつきやすくなりますし、喉へ運び飲み込むということがし難くなります。
パンやビスケットといった水分が少ないものほど、食べ難いと思うようになるでしょう。
◇全身疾患
唾液は口内の自浄作用効果があるため、これが低下すると菌が肺に入る【誤嚥性肺炎】といった病気を起こす可能性があります。
◆ドライマウスの症状
◇口内の乾きで、夜に目が覚める
◇口内が乾いて会話、食事がし難い
◇虫歯、歯周病
◇口臭
◇舌、粘膜の痛みや舌のひび割れ
◇口内炎、口角炎
◇口腔カンジタ症
◇味覚障害
こういった症状がある、または増加してきたという場合は受診をご検討ください。