子どもさんを歯医者さんに連れて行くのは、歯に不具合があった時や、虫歯になった時だけと思っていませんか？

トラブルが起こってから歯医者さんに連れて行っても、歯医者さんに慣れていない子どもさんの治療は、かなり難しくなってしまいますし、子どもさん自身もいきなり痛い思いをすると、歯医者さんが嫌いになります。
そして、治療に通わなければいけない時や、次に何かあった時、むずがってしまい、連れて行くのも一苦労という状態になってしまうかもしれません。

歯医者さんに慣れておくという意味でも、子どもさんが1歳になったら歯医者さんに連れて行きましょう。
歯医者さんでは、フッ素を塗って虫歯予防もしてくれますし、歯磨き指導もしてくれますから、子どもさんの口内環境も良い状態を保てます。
歯医者さんに定期的に通って、その雰囲気に子どもさんが慣れてしまえば、何かあった時でもスムーズに治療できるでしょう。

3歳の子どもさんでも、歯医者さんデビューが遅いというわけではありません。
3歳になると恐怖心も芽生え、診察室に入る事もできないかもしれませんが、それでも定期的に通って徐々に慣れていけば、半年ほどで抵抗なく診てもらえるようになるでしょう。
歯医者さんに通っていれば、親はもちろん、子どもさんも歯への意識が自然に高まっていくので、歯磨きも習慣づけやすいはずです。

乳歯の頃から正しい歯磨きを身に着けておけば、永久歯が健やかな状態で生えてこられる清潔な口内環境も作られ、永久歯になっても虫歯のない状態を保てますよね。
小さい時に植え付けられたイメージや、身に着いた習慣は一生ものですから、1歳になったら歯医者さんへ定期的に連れて行き、子どもさんに歯の大切さを感じさせておく事が重要です。そして、歯医者さんは怖くないという事を子どもさんに理解させ、歯医者さんで歯のケアをする事は大切な事なのだというイメージを植え付けておく事も、将来的な歯のケアに大いに役立つでしょう。