天気が悪くなると歯が痛くなるってホント?

雨が降ると、なぜか体のどこかが痛くなるという経験はありませんか?
膝が痛くなったり腰が痛くなったり・・・。

実は、歯の痛みも、お天気に左右されるのです!

例えば、お天気が良い時には痛くなかった歯が、雨が降ると突然痛み始めたりするので、
雨の日の方が晴れの日よりも、新規の患者さんが多いと言われています。

でも、どうして天気が悪くなると、歯が痛み出すのでしょうか?

理由は、どうやら、気圧と関係があるようです。

歯の中には、神経や血管などが入っている空洞があります。
低気圧が近づき天気が悪くなると、普段より気圧が低くなります。
すると、この空洞の内側から外側へかかる圧力が大きくなってしまうのです。

想像しにくいですよね…分かりやすいように、ペットボトルで説明しますね。
ペットボトルを気圧の低いところに持って行った場合、普段よりも内側から外側への圧力が大きくなってしまうので、開けたとたん、中身が噴き出してしまいます。それと同じです。

雨が降ると、神経のある空洞部分の内側から、外に向かって圧力が高まるため、神経が刺激されて痛みが生じてしまいます。いつもと違う気圧の変化が、歯の痛みの原因になっているのです。
ただ、雨が降って急に歯が痛み始めた場合、本当は、歯のどこかに不具合が生じていることも多いのですが、
晴れて痛みがなくなってしまうと、もう大丈夫だと安心してしまいがちです。

この気圧の変化によって生じたその痛みは、歯の不具合を教えてくれるサインなのかもしれません。
軽く考えずに、歯が痛いと感じたら、歯医者さんに行って診てもらった方がいいでしょう。
早めに見つけて処置すれば、神経をとらなければいけないほど大きな虫歯にもならず、治療も簡単に終わります。
また、そうやって早めに治療する事が、歯の寿命を延ばす事にも繋がっていきます。
「痛み」は不具合のサインだと普段から意識して、異常を感じたら早めに歯医者さんへ行くようにしましょう!

 

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