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フッ素・フッ化物塗布は何歳まで必要?
子供さんにフッ化物を塗布して歯を守ってあげようという人は多いと思います。
でも、いつ頃まで塗布し続けるといいのか気になることもありますので、ここでは始める時期と終える時期について記します。
◆フッ素を始める時期と終える時期
フッ素塗布は歯が生え始めた時に行っておくのが良いと思います。
歯の生える時期は個人差がありますので、子供の歯が生えて来たと思った時にはフッ素塗布を考えるといいでしょう。
おそらく、1歳前後から生え始める子供が多いと思います。
終える時期としては、14~15歳程度です。
これは永久歯が生え揃うのが13~14歳頃なので、そこから少し余裕を見ています。
生えて間もない永久歯はまだ未完成の状態なので完成している歯よりも弱いため、完成するまでの間は塗布を続けた方がいいと思います。
乳歯が虫歯になると永久歯にまで影響がありますので、いずれ抜ける歯だからとおろそかにしないように注意しましょう。
◆フッ素は継続の塗布がおすすめ
4歳未満なら4ヶ月に1回程度のフッ素塗布と、フッ素入りの歯磨き剤を使用するといいでしょう。
4歳以降は3ヶ月に1回程度のフッ素塗布と、フッ素入り歯磨き+フッ素洗口が推奨されています。
基本的に現在販売されている市販商品の約85%はフッ素配合がされていますので、フッ素入りを探すことはまったく難しくないと思います。
フッ素洗口とはうがいのことで、一部の幼稚園、小学校でも行われているのですが、日本での普及はあまり進んでいないようです。
歯科医での塗布されるものは歯磨き剤の10倍程度の濃度があるため効果が期待出来ますし、検診も兼ねられますので、歯科医には定期的に行くことをお勧めします。
◆知覚過敏も緩和?
余談ですが、フッ素塗布は高齢者にも効果があるものです。
加齢とともに歯茎の後退に悩む人は多いのですが、フッ素は歯の根にも吸収されるため、知覚過敏を抑制する働きも期待出来るのです。