インプラントは、定期メンテナンスが必要です

インプラントの治療期間も終わってホッと一息、これでもう安心…。

晴れやかな表情でお帰りになる患者様には、心から「お疲れ様でした。」と言葉をおかけしたいです。でも実は、これから大切なインプラントと長く付き合うための、第二ラウンドが始まることも知っていただきたいのです。

インプラントは材質上、決して虫歯になることはありません。ではなぜ、メインテナンスが必要かというと、インプラントの歯周病リスクがあるからです。

◆インプラント周囲炎って?

インプラント周囲炎は、インプラントに起こる歯周病とよく似た炎症をいいます。歯周病と同じく、プラーク(歯垢)や歯石がインプラントの根元に付着して感染が起こるため、メインテナンスを怠ると、インプラント周囲炎のリスクを高めてしまいます。

歯肉の腫れや出血などの炎症から始まり、感染が歯槽骨などにまで拡がると、土台となる骨が溶かされてしまい、最後にはインプラントの脱落を招いてしまいます。

◆メインテナンスの重要性

インプラントの寿命は、アフターケアにかかっています。これを怠ると、周囲炎によるインプラントの除去や、再手術が必要になる場合もあります。また、インプラントの保証が受けられなくなる可能性もあるのです。

※毎日のセルフケア

まずは自宅でのセルフケアが大切です。正しいブラッシング法を身につけ、歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやデンタルフロスを活用することで、インプラントだけでなく、残りの天然歯を虫歯や歯周病から守ることができます。

※プロフェッショナルケア

歯科医院での定期的な健診と、アフターメンテナンスはさらに重要です。インプラントの状態を確認するだけでなく、セルフケアでは落としきれなかった汚れのクリーニングや、ブラッシング指導などが行われます。

歯科医院でのメインテナンスは、だいたい3~6ヶ月に1回くらいのペースが一般的です。
せっかく高いお金をかけたインプラントです。長く付き合えるよう、大切にしてあげてくださいね。

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