インプラント治療、保険と医療費控除

インプラント治療に健康保険や生命保険が適用されないのは、皆さんご存じだと思います。
こんな時、支払ったお金の一部が戻ってくる「医療費控除」を利用しない手はありません。


 ◆医療費控除って?

医療費控除とは、その年の1月1日から12月31日の間に、自分や家族が支払った10万円以上の医療費に対し、一定の金額の所得控除を受けることができる制度をいいます。インプラントはもちろん、保険適用外の矯正治療や入れ歯、被せ物などのすべてが対象となります。

確定申告の際には、医療機関から受け取った領収書、通院の際にかかった経費の領収書などが必要となります。


 ◆インプラント治療ではどんなものが対象内?

インプラント治療に必要な検査や診断料、手術代、インプラント本体、上部構造(被せ物)、調整料などが対象となります。

また、通院のための公共交通機関(バスや電車)の利用費や、通院が困難な場合のタクシー代なども控除の対象になります。また、通院に付添人が必要なときは、その交通費も含まれます。(マイカー通院のガソリン代は対象外)


 ◆どれくらい戻ってくるの?

医療費控除(最高200万円)=その年に支払った医療費の合計-医療保険で賄われる金額-10万円※
(※総所得が200万円未満の場合は総所得金額の5%)
この計算式で戻ってくるお金をおおよそですが、割り出すことができます。



不自由なく食事が楽しめて見た目もキレイ、少々高くても、そのメリットは入れ歯やブリッジと比較しますと、とても多いものです。インプラント治療を受ける多くの患者さんは、「好きなものを噛めて食事が楽しくなった」、「思いっきり笑えるようになった」と喜んでいただけています。


医療控除は、万一、申告し忘れても、5年前までさかのぼって控除を受けることができます。皆さんのおうちの引き出しに、去年の医療機関の領収書、眠っていませんか?
 

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