虫歯はうつる?! 小児感染

ご存じの方も多いかと思いますが、お口の中には、たくさんの菌がいます。
その種類は、約300~400種類と言われています。

さまざまな種類の菌が常在菌として口の中に住みついています。
その中には、虫歯を製造する菌も・・・。

しかも、その虫歯菌は、唾液によって他の人に感染してしまうのです!
もちろん、虫歯菌が感染したからといって、すぐに虫歯になるわけでもありません。
気を付けてケアしていれば、虫歯を予防することも可能です。
ただ、虫歯菌に感染すると、虫歯になるリスクは高まってしまいます。

特に危険なのは赤ちゃんです。
そもそも、赤ちゃんの口の中に虫歯菌は存在していません!
ところが、親がキスをしたり、食べ物を噛んで与えたり、同じお箸やスプーンを使ったりして、
親の唾液から、虫歯菌が感染してしまっているのです。

感染しやすいと言われているのが、生後7ヶ月~2歳7ヶ月の間。
虫歯菌が早い時期に感染すると、虫歯菌が定着しやすく、虫歯になりやすい子どもになってしまいます。

実際に行われた研究結果でも、2歳までに虫歯菌に感染しなかった子どもが4歳になった時には、虫歯の本数は0.3本。
それに対して、2歳までに虫歯菌に感染した子どもの場合は、4歳の時には、5本も虫歯があったそうです。

親が気を付けていれば、子どもが虫歯になるリスクはかなり減らせます。
また、たとえ虫歯菌に感染しても、増殖させないよう、糖分の入った食べ物や飲み物は控えるなど、
虫歯予防に気を付けてあげれば虫歯にはなりません。

そして、虫歯菌の感染源である親が、歯科医院でクリーニングや虫歯治療をしたり、キシリトールなどで虫歯菌を減らすケアをするなど、自分の歯の健康を心がけていれば、感染の予防に役立ちます。

虫歯になりやすい体質かどうかは、2歳半頃に決まってしまいます。
子どもに虫歯菌が感染しないよう、親自身がそのリスクについて意識し、普段の生活でできるだけ予防できるように注意しましょう!

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