歯茎から出血!これって歯周病?


歯を磨いている時に、歯茎から血が出ること、ありませんか?
実は、歯茎からの出血の90%が、歯周病だと言われています。

歯周病によって出血している時には、歯磨きに少し注意が必要です。

まず、殺菌作用があってあまり泡立たない歯磨き粉を使うようにしましょう。
お勧めなのはジェル状の歯磨き粉です。
ジェル状のものなら刺激も少なくマッサージ効果もあります。

それから、歯ブラシはできるだけ柔らかいものを使いましょう。
汚れをゴシゴシ取るのではなく、マッサージするようにブラッシングしていきます。
歯ブラシで汚れが落ちない箇所には、デンタルフロスを使います。
ここでも、無理に入れると出血がひどくなるので使用時には気を付けてください。

殺菌作用のある洗口剤を使う場合、アルコール入りだと刺激が強く、出血が増えてしまいます。
アルコールが入っていないものを選ぶようにしてください。

このように自宅で注意しながら丁寧にケアしていると、1ヶ月ほどで出血は少なくなるはずです。
ただ、出血が治まったからといって、それで歯周病が治ったわけではありません。
歯周病が進行すると、また出血は増えてしまいます。

出血の根本的な原因、歯周病の進行を防ぐには、歯科医院でケアしてもらう必要があります。
歯科医院に定期的に通って、磨けていない部分のクリーニングや、歯科衛生士による歯石除去をしてもらいましょう。

出血している時には、歯周病を疑ってこのようにケアする事が大切ですが、歯周病以外でも出血することがあります。
ドライマウスや口呼吸で唾液量が減ると、口腔内が乾燥し、歯茎が炎症を起こしてしまい、出血する場合。
また、喫煙により血液の流れが悪くなって出血しやすくなるなど…

女性の場合には、更年期障害や月経、妊娠などによるホルモンバランスの乱れから、血流が増え出血してしまうこともあります。

ホルモンバランスが乱れている時には、歯周病も進行しやすくなっています。
その時期には、いつもより丁寧に歯や歯茎をブラッシングする、歯科医院で定期的に歯垢を取ってもらうなど、普段以上のケアを心掛けましょう。

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