タバコで歯周病が悪化?!

喫煙は、呼吸器疾患や循環器疾患など、さまざまな病気を引き起こす原因になると言われています。
タバコは吸わない方が健康にいい!というのは、言うまでもなく常識。

でも、タバコは体に害を与えるだけではありません。
実は、歯周病も悪化させてしまう可能性があるのです!

タバコには、血管を強力に収縮させるニコチンが含まれています。
このニコチンの影響によって、歯肉が血流障害を起こし、歯周病の悪化を招くのです。

さらにタバコのタールが、歯垢や歯石を付着しやすい状態にしてしまい、歯周病を進行させてしまうこともあります。

タバコには他にもいろいろな有害物質が含まれています。
そうした有害物質が、歯周病の原因となるプラークを付着させやすい状態に導いたり、
唾液の分泌を減少させたりして、歯周病になりやすい口内環境を作ってしまうのです。

タバコを吸う人は、吸わない人の2〜6倍、歯周病になりやすいと言われています。
また、タバコを吸っていると歯周病を治療しても、治りにくかったり、治っても再発しやすいのです。

タバコを吸っていると歯肉の老化も進みやすく、タバコを吸わない人より10〜20年ほど早く、歯肉が老化してしまうそうです。
そのため喫煙者の場合、年齢が若くても歯肉年齢は高く、気が付かないうちに歯周病がどんどん悪化するというケースも。

歯周病はひどくなると歯を失ってしまう怖い病気です。
タバコを吸う人は、歯周病になるリスクは高く、タバコの本数が多ければ多いほど、そのリスクもどんどん高くなります。
逆に言えば、タバコの本数を減らしたり、禁煙をすれば、歯周病のリスクはかなり軽減されるのです!
喫煙者の人は、できるだけタバコを控えるようにしましょう!

今現在、タバコを吸っている人で、歯周病に悩んでいる人や歯周病を予防したい人は、まずタバコを止めるように努めることが、
歯周病を解決するための一番の近道です。

最新のお知らせ

アクセス

oshiharai_3.jpg