おやつの適量は?


「いつもどのくらいポテトチップスを食べていますか?」
東京都文京区立金富小学校で、小学3年生を対象にスナック菓子との付き合い方について授業が行われました。

子供たちは、班ごとに一人で一回に食べるポテトチップスの量をはかりで量ります。各班にポテトチップスを入れたボウルが配られ、班で相談しながら普段食べる量を紙皿に移し、はかりに載せました。

みんなの班が量り終る頃、ポテトチップスを製造する菓子メーカー「カルビー」の社員の一人で管理栄養士の横山由貴さんが「1日に必要な熱量(エネルギー)のうち、おやつからとっていいのは、全体の10~15%程度です」と説明しました。
ポテトチップスだと約35g(約200キロカロリー)。一般的な袋の半分程度です。

しかし、半分の班がそれを超えていました。子供たちは「少ないなと思いました。」と感想を漏らしたそうです。

おやつをいつ食べるかも大切です。食事の直前に食べれば、当然、ご飯が食べられなくなります。
夕飯の2時間前までに食べることを意識してください。

また、栄養バランスを考えて食べることも必要です。
食品メーカーの「日本ケロッグ」が小学4~6年の子供を持つ母親100人におやつに関する調査を行ったところ、子供たちがおやつでとっている脂質の量は、1日のおやつでの必要量の約2倍でした。主な原因はスナック菓子やチョコレートの食べ過ぎでした。

脂質を必要以上に取ると肥満になります。肥満の状態が長く続くと、体への負担が増え、将来、脳や心臓の病気など、命にかかわる病気になる可能性も高くなる。
子供の時に肥満だと、大人になっても肥満であることが多いという研究報告もあるといいます。
子供のうちに正しい食生活を身につけることが非常に大切ですね。

歯の健康は体の健康とつながっています。
だらだらおやつを食べ過ぎて、食事がおろそかになってはいませんか?
飲み物については、ジュースなど清涼飲料をどのくらい飲んでいるでしょう?
発育期は飲み物は水かお茶だけと割り切った方が、体には良いのです。その方がご飯がしっかり食べられますよ。

おやつについても、塩分・糖分の多いスナック菓子でなく、良く噛める食べ物、するめや干物。茹でた枝豆・とうもろこし・りんご・なし・干しイモ・焼き芋・大学芋などにしてみてはどうでしょうか?

ごはんをしっかり食べる食生活、早寝早起き、口を閉じて鼻で呼吸する、いっぱい遊んで体を動かすなど、継続して心がけることで虫歯ができにくい体になるのです。
虫歯が出来てしまったら、こういう点も親子で見直していく必要がありますね。正しい歯磨きも忘れずに行って下さいね。

 

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