よく噛める食事・食材とは?


きれいな歯並び、自然な顎の成長のために、良く噛むことはとても重要です。

ちょっと専門的に言うと、アゴに少し付加がかかり歯根膜にリズミカルな刺激を与える運動が大切!
ですが普段、私たちの食事は軟らかく、すぐに飲み込めてしまうものばかりですね。
ということで今日は、どんな料理法・食材を使えばいいかを考えてみましょう。

植物系の繊維の多い食材や弾力のある食材、良く噛まないと飲み込めない食事をなるべく多くするようにしましょう。
洋食よりも伝統的な日本食(玄米・人参・ごぼう・大根・れんこん・豆・昆布・小魚)がいいです。

・乾物なら、切り干し大根・かんぴょう・高野豆腐など
・ナッツ類は、ごま・ピーナッツ・アーモンド・クルミなど
・海藻類の昆布・わかめ・ひじきなど
・肉なら、ひき肉より厚切り肉やブロックを

こどもさんのおやつにも、噛めば噛むほど味の出る食べ物を与えてみてはいかがですか?、
例えば、するめや干物。茹でた枝豆・とうもろこし・りんご・なし・干しイモ・焼き芋・大学芋。スナック菓子ばかりより、栄養もあって歯にも体にもいいですね。

スパゲティなども、イカや貝、ソーセージ等の具を工夫することで噛む回数は増加します。
出来るだけ食材は大きく、または細長く切り、調理するよう心掛けるといいと思います。

また、味付けは薄くすることで、食材そのものの味を引き出そうと良く噛むようになります。
逆に甘い味だったり、塩味が効いていると口に入れてすぐ味を感じてしまい、あまり噛まずに飲み込んでしまいます。

ご飯を食べるときは、献立の内容にかかわらず、お茶やお水お茶は一緒に置かないように。
食べ物を流し込みして、咀嚼回数を減らしてしまいます。

まずは、お料理を手抜きして(笑)大き目に切ることから始めると楽ではないでしょうか。
歯医者の少ないチベットでは2~3か月の子供に肉の丸ゆでを、2~3歳になるとスジ肉を与え、歯を鍛え、丈夫にし、顎が発達するのだとか・・・結果、虫歯予防になるそうですが、その土地ならではですよね。

少しずつでも工夫して、良く噛むように心がけていきましょうね。
よい歯並び、歯の健康は、健康の見方です。1口で20回以上の咀嚼を心掛けましょう。

 

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