矯正するなら、子供と大人、どっちが有利?


矯正はいつから始めるのがいいの?
小さいころから矯正をするのは、いいことなんでしょうか?
というご質問をいただくことが多いので、今日は子供の頃から矯正を始めるメリットについてお話いたしますね。

まず矯正を行うと、鼻の通りがよくなり、口呼吸の防止になります。
口呼吸している子供は、アレルギー性鼻炎などのアレルギー症状を誘発したり、口やのどの奥の粘膜が乾きやすく、感染症のリスクが高く・風邪をひきやすいなどデメリットがあります。
また、歯並びは、発音にも影響します。良い歯並びは、よい発音でお話しをすることが出来ますね。

当医院が採用しています「床矯正(しょうきょうせい)」は、顎をその子本来の大きさに広げてあげるというアプローチ方法です。
現代の食生活は、柔らかい食べ物が多く、咀嚼回数が少なくなり極端にアゴが小さくなり、歯が生えるスペースが狭いことが歯並びを悪くしている原因のひとつです。昔ながらの食生活を送っている国の子供に歯並びが悪い子がとても少ないというお話もあります。

この方法は、あごを必要なスペースだけ拡大できる利点があり、その子自身の歯と顎のバランスを本来の姿に導いてあげられる事が出来ます。

また器具は、取り外しも可能で、成長期の子供に柔軟に対応でき、歯磨きが容易で歯の状態をいつでも清潔に保てるので「虫歯になりにくい」という事も大きなメリットとして挙げられます。

子供の顎の成長に合わせて、大事な永久歯を抜かないで、歯並びを直していけるので、限られた本数の大人の歯を守れることもメリットのひとつで、子供の負担が少なくてすみます。

その他には、大人の矯正(全ての永久歯が生えそろってからの矯正)と比較して、費用が安く、期間が短くて済むという事も大きなメリットですね。

小さい頃の方が、骨の発育の過程で顎の成長に合わせて矯正が出来るため、顎を広げやすく、歯が動かしやすくなり、痛みも少ないためです。大人に比べて大抵のお子さんは、柔軟なので、矯正装置に早く慣れていくことができるでしょう。

それに早くから、自分の歯に自信を持つことができます。
特に女の子の場合だと、子供の頃から自分の外見を気にしていることがあるため、お友達と自分を比べていることがあるみたいですよ。
男の子だって、今や外見や身だしなみは大事ですよね。
小さいころから、歯並びをきれいにして、いつも笑顔に自信を持って欲しいものです。

矯正を始める時期は、早ければ早いほどいいので、出来れば6~7歳ごろにご相談いただければと思います。
当院ではお子様お一人お一人にあった治療方法を丁寧にカウンセリングすることを大切にしています。

子供から歯列矯正を始めるメリット、お分かりいただけましたでしょうか?
お子様の矯正をされたご家族の方から、「矯正治療をしながら、虫歯予防が出来た」というお声もいただいています。

歯を大事にしていくのには、やはり早い時期からがお薦めです。
鉄は熱いうちに打て!ですね~。

 

最新のお知らせ

アクセス

oshiharai_3.jpg