給食とお子さまの歯並び


学校給食では、今、軟らかい食べ物が出され、良く噛まずに早食いをしている子供たちが多いそうです。

軟らか食は、子供が好きな軟らかくて多国籍型の食事、パン、カレー、スパゲティ、ジャーマンポテト・・・など。軟らかくするために、添加物を加えてある加工食品もあります。

ある小学校の担任の先生は、40分間という給食時間の短さに問題があると指摘しています。しかも、配膳にかかる時間、給食センターが食器を回収に来る時間から逆算すると、生徒が食事する時間は正味15〜30分しかないのだそう。それでは確かに生徒たちには早食いせざるを得ない状況かもしれませんね。

学校栄養士によると、噛み応えのあるメニューは時間がかかるので担任から嫌がられることもあり、また、残食を減らしたいので栄養士も生徒が好きな軟らかい食事を献立にする傾向が出てきていると語っています。

良く噛まないと、唾液が出ない、結果虫歯になりやすくなります。
また、うまく消化が出来なくなる。顎も十分発達しなくなり、小さい顎になることで、歯並びも悪くなるなど、悪影響がたくさんあります。

食育について、小学校からもっと重要視していただきたいな~と感じます。
必要な栄養素やカロリーだけ基準があっても、噛むことについては指導が無いのが現状です。

このような事はすべての学校に、当てはまるとは限りませんが、家庭の食事から、子供の「軟らか食を好む傾向」を改善していく必要がありますね。

歯ごたえがあり、しっかり噛める食材・献立がいいですね。加工食品はなるべくやめて、お子さんと一緒に料理をしてみたりすると、興味を持って、食べるのが楽しくなるかもしれません。

せめて家では、しっかり噛める食事を食べさせて、家族みんなでゆっくり食事できる時間を作りましょう。

 

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