歯垢 1mgに1億個以上の細菌が!

1mgとは、どれくらいの量なのでしょう?
炊く前のお米一粒が約0.02g(20mg)ほど、なのでお米一粒を20分の1に細かく分けた量です。ごくごく小さい中に細菌がたくさんいる・・・想像するだけで気持ち悪いですね。

元々、口の中にはおよそ300~500種類の細菌が住んでいて、普段はあまり悪いことはしませんが、歯磨きが充分でなかったり、砂糖を過剰に摂取すると、ネバネバ、ぬるぬるした物質を作り出し、歯の表面にくっつくのです。
歯垢は食べ物カスの中の細菌が結び付いた、バイ菌の固まりのようなもの。そのままにしておくと菌の表面を溶かして虫歯になったり、歯周病をまねいたりしてしまいます。

歯垢(プラーク)は、1mgに1億個以上の細菌が存在し、歯の表面に強く付着しているので、うがいをしただけでは取れません。
自分に合った歯ブラシやデンタルフロスを使って、しっかりと取り除きましょう。
特に歯と歯の間は、ハブラシの後にデンタルフロスを使うと、歯垢(プラーク)の除去率が約1.5倍になります。

歯のカタチが複雑な日本人は歯垢を磨き残しやすいといわれています。(奥歯の丸みの部分・歯と歯の間・歯並びの悪い部分)

この細菌は、バイオフィルムという自らが作った膜に守られ、歯ブラシで磨いただけではなかなか落とせない場合もありますので、歯垢(プラーク)を残さないために、定期的に歯科医院で歯のクリーニングをしましょう。
きちんとした歯磨きと歯科衛生士によるケアで、細菌を増やさない、そして減らすように心がけましょう。

歯垢は食後8時間くらいで作られ始めます。食後の歯磨きは、しっかり習慣づけたいですね。
目に見えない部分だから、手を抜きがちですが、手洗い・うがいと同じくらいに歯磨き・デンタルフロスも毎日かかさず行いましょう。

 

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