バカウイルス?より歯周病菌を話題に!

アメリカの科学者が、「人の頭を悪くするウイルス」を発見したと発表し、
バカウイルスが話題になっていますね。

湖や池の藻に存在する「ATCV-1」というウイルス、これが人間に感染し、
92人の健康な被験者に対して調査したところ、44%の人に「ATCV-1」が
存在することを確認したというもの。

感染者と非感染者を比較したテストでは、「ATCV-1」を持たない被験者より、
平均で7~9点低く脳の認知機能に影響を与えることを確認したそうですが、
本当なのでしょうか?

92人という少ないサンプル数では、???としか言いようがありません。
それより、歯科医としては、日本人の成人の約8割がかかっている歯周病を
あえて話題にさせていただきますね。

ご存じの方も多いかと思いますが、歯周病は、歯石・歯垢(プラーク)の
中にいる歯周病菌が歯茎に炎症を起こし、歯の周囲の組織を壊していく感染症です。

悪玉の歯周病菌は、血液中に入り込み体内で数時間から10時間も生き残ることが
わかっています。これが全身にゆきわたり、さまざまな悪さをすることが確認され、
バカウィルスとは、まったく比較にならない程、たくさんの研究がなされています。

・歯を磨くと血が出る
・リンゴやピーナッツなど、比較的かための食品をしっかり噛めない、
・歯ぐき・歯肉が赤く腫れている
・歯ぐき・歯肉がなんとなく、かゆい
・朝起きたら口の中がネバネバする
・歯がグラつく
・口の中がネバネバする
このような症状はありませんか?

毎日の歯みがきだけでは、歯周病の進行を完全に防ぐことはできません。
歯科による定期的なメンテナンスが必要です。

この文章を読んでくれた方、全員の健康な生活維持を心から願っています。
 

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