子供の口臭の原因

子供の口臭を心配している親御さんも意外に多いようです。
子供の口臭の理由となっているものは、おおよそ4つ考えることが出来ます。


◆歯磨きの問題

歯磨きが上手く出来ていない、もしくは歯磨きの時間や回数が少ないといったことも理由となります。
歯垢が溜まると臭いの元になりますし、虫歯や歯周病を引き起こしてしまいますので、歯磨きは習慣化させること、正しい磨き方を教えてあげることが大事です。

正しい磨き方は、歯科医の定期検診の時になどに指導してもらうことも出来ます。
歯茎から出血するようなら歯周炎という歯周病一歩前の状況かもしれませんので、直ぐに歯科医へ行きましょう。
最近は、子供のうちから歯周病になってるケースもあります。


◆口呼吸

通常は鼻で息を吸い、鼻で吐く「鼻呼吸」をしますが、歯並びが悪かったり口で呼吸する癖がついてしまっていたりすると日常的に口呼吸をしていることがあります。
これが、口臭の大きな理由だと考えられています。

口呼吸で口内が乾燥するため、唾液による口内の自浄、殺菌作用が働かないのです。
ですから、菌が増殖して臭いが発生するのです。
また、自浄、殺菌作用が働き難いということは虫歯のリスクが高まっているということなので注意が必要です。

また、鼻づまりなど鼻に問題があるとどうしても口呼吸になってしまうため、鼻が原因で口臭が発生することもあります。

口呼吸のお子さん、親御さんには、このページも見ていただきたいです。
口呼吸は、デメリットがたくさんあります。


◆食べ物

においのきつい食べものを食べると、しばらくは口臭が続くことがあります。
納豆やニンニクなどが主なものですが、食べ物の場合は一過性なので心配要らないでしょう。
しかし、においのきついものをやめて口臭が消えるようならいいのですが、それでも消えないなら他の理由を考えないといけないかもしれません。


◆胃腸の病気

歯磨きや口呼吸などの主な理由がない場合でも口臭が続くようなら、胃腸などに問題があるかもしれません。
また、胃腸が弱っているという場合も口臭にあらわれることがあります。
小児科で診てもらう、胃腸に優しい食べものにするなどして対応した方がいいでしょう。

 

その他、神経質になりすぎで、実は問題ないということもあるかもしれません。特に思春期のお子さんの場合、友人から指摘され、過敏に反応してしまうこともあるようです。定期的にメンテナンスに来院して歯科衛生士に相談してみると、安心できることもあるかもしれませんね。

 

 

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