いびぎによる口内トラブル
いびきをかいているかどうかを自分で判断することは難しいと思いますが、一般的に日本人は顎が小さく気道が狭いので、いびきをかきやすい骨格になっていると考えられています。
このため他国の人と比較すると、いびきをかく人の率が高いらしいです。
いびきは周囲の人に迷惑なものだったり、本人にとって恥ずかしいものだったりすると思いますが、それ以上に、本人の眠りを妨害し、身体にも大きな負荷をかけてしまうものなのです。
更に、口内トラブルの元にもなりますので注意しなくてはいけません。
いびきによる口内トラブルとはどんなものがあるのでしょう。
ここでは、それについて少し記そうと思います。
◆虫歯、歯周病、舌炎、口臭、味覚低下
これらが起こる理由は全て同じで、いびきをかくことで口呼吸になっているということが問題です。
口呼吸をすると口内が乾燥してしまい、細菌が繁殖しやすくなってしまうのです。
そのため、菌による病気である虫歯、歯周病、舌炎などが起こりますし、菌が増加することで口臭が起こってしまうのです。
更に、舌炎がきっかけで味覚低下に陥ることもあります。
◆口周辺や頬の筋肉低下、歯並びの悪化
口を閉じていないということは口周辺や頬の筋肉を使用していないということになります。
これが続くことで、筋肉の状態に問題が起きてしまうのです。
更に、いびきが歯並びを悪化させる場合もあります。
◆定期的な検診を受けましょう
いびきというと、今は【睡眠時無呼吸症候群】という病気を連想させる人も多いかもしれません。
もちろん、これは命に関わる病気なので注意しなくてはいけないのですが、上記のように、いびきが多数の口内トラブルの元にもなっているため、そちらの点からも注意が必要です。
歯科医に口内の状態を定期的に診てもらいましょう。
早めに口内トラブルを発見することは、とても大事なことだと思います。