インプラントの治療項目と保証内容

ひと口にインプラント治療といっても、どんなことをするのか、患者さんには全く見当もつかないことが多いかと思います。でも、治療の流れをある程度把握しておけば、提示された料金の実際の内訳も掴みやすいのではないでしょうか?ここでは、ほとんどの歯科医院で治療費に計上されるインプラントの治療項目について、ご紹介したいと思います。

 

◆インプラントの治療項目

★問診・カウンセリング
過去の既往歴や基礎疾患の有無、喫煙の習慣などを知ることで、インプラント治療が可能かどうかをチェックします。また、治療法や料金、治療計画などの説明も行われます。

★レントゲン、CT検査
レントゲン検査には、一部分だけを見るデンタルや、全体を平面で見るパノラマがあります。また、口の中を三次元映像で見ることができるCT検査は、インプラント成功のカギを握る重要な検査になります。(当院はCTを完備しています)

★インプラントシステム
患者さんの骨質に合ったインプラント本体が選ばれます。

★手術
インプラントの術式には、1回で完了するものと2回の手術を必要とするものがあります。(当院は1回です。くわしくはコチラからどうぞ
また、麻酔は通常、局所麻酔薬が用いられますが、不安や緊張が大きい場合は「静脈内鎮静法」や「笑気麻酔鎮静法」が選択されます。

★造骨治療
インプラントに必要な骨の厚みや強度が足らない場合に、インプラントの手術と同時に行われます。GBR法、ソケットリフト、サイナスリフト法などが、それに当てはまります。

★投薬
痛みや感染を抑えるため、抗生物質や鎮痛剤、洗口剤などが術後に出されます。

★術後経過観察
消毒や抜糸はもちろん、レントゲンやCTを用いて術後の経過を観察します。

★上部構造 セラミックなどの歯
歯並びや歯の形、色などを確認しながら、インプラントの上にセットする人工歯が作られます。材質はセラミックやジルコニアなどが主で、事前に患者さんと相談の上で決定します。

★上部構造のセット
インプラントの上に人口歯がセットされます。

 

■保証について

最近では、トラブル回避のため、口頭での説明だけでなく、さまざまな書面をもって説明を行う歯科医師が増えています。

・治療計画書…使用されるインプラントの種類や本数、治療期間、抜歯の有無など
・同意書…術中に起こりうるリスクや、その対処方法など
・見積書…支払い方法や期日、取扱いのあるクレジットカードや、口座番号の案内など
・保証書…インプラントの保証期間や保証の対象、負担金など

なかでもやっぱり気になるのが、保証書の内容です。
インプラント治療は自費診療なので、保証の内容も歯科医院によってまちまちです。
万一、トラブルが発生した時、治療を受ける歯科医院がどのような対応を取ってくれるのか、保証内容をしっかり確認しておきたいものです。

 

◆保証内容を見るポイント
①再修復や再手術の際に、自己負担となる費用が発生するかどうか?
②保証の対象となるのは、インプラントの埋入後か、上部構造(被せ物)の装着後からか?
③初めから治療費に含まれているか、それともオプションとして追加費用が発生するか?
④保証年数はインプラント本体、上部構造それぞれで何年間か?
⑤保証によって対応してもらえる回数は何回か?
⑥免責される金額はどれくらいか?(経過年数によって減額されていく場合もあります)

 


◆保証の対象とならないケース
①不慮の事故や転倒など、明らかに歯科医院側に過失がない場合
②故意による破損
③医師が提示した条件に従わない場合
④提示した期間に、定期健診やメインテナンスを受けなかった場合
⑤治療後、予期しえない口腔内の状態の変化が生じた場合

これらに当てはまる場合は、保証が受け得られなくなることがあるので注意が必要です。

 

いかがでしたか?
保証内容は、しっかりとチェックし、不明な点は事前に医師に確認しておきましょう。
歯医者さん選びの参考にしてみてくださいね。トラブルを回避するためにも、医師からの事前説明にはしっかり耳を傾けたいものです。 ≫カウンセリングは無料です。詳しくは

 

 

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