歯と肥満・メタボの関係

加齢によって、代謝が悪くなり、脂肪が溜まりやすい身体になりがちです。
内臓脂肪型肥満の「メタボリックシンドローム」だと診断されたら要注意です!
糖尿病や高血圧症などの生活習慣病と、常に背中合わせということなのです。

そして、メタボリックシンドロームは、生活習慣病と関係があるだけではなく、歯とも関係があります。
まるで関係なさそうな歯とメタボ。
一体どういうことなのか?お話していきますね。


☆メタボと歯周病

歯周病になると、歯や歯茎にダメージを与えるだけではありません。歯周病によって発生する毒素が、血液によって全身に運ばれ、心臓病や脳卒中、動脈硬化を引き起こすこともあります。また、骨粗鬆症のリスクを高めたり、糖尿病を悪化させるなど、身体全体に悪影響を及ぼす元凶となってしまいます。

最近になって、メタボの人のほとんどが歯周病にかかっていると分かってきたそうです。
メタボと歯周病はどちらも、肥満と糖尿病の危険因子を持っているのです。


☆プラークコントロールと生活習慣でメタボも歯周病も予防できる?!

歯周病の原因はプラークです。歯磨きで取り除けなかったプラークが歯石となり、歯肉の炎症を引き起こしてしまいます。だから歯周病を予防するには、プラークの除去が必須です。磨き残しがないように、正しいブラッシングで歯を清潔にし、歯磨きで取りきれなかったプラークや歯石は、歯科医院で定期的に除去してもらうようにしましょう。

また、歯周病には、生活習慣も大きく関わっています。有害物質の多い煙草は、歯周病を悪化させやすいので、喫煙者はできるだけ煙草の本数を減らしたり、禁煙するようにしましょう。

睡眠不足やストレス、偏食なども、体の免疫力を低下させ、歯周病が悪化する原因に・・・。
規則正しい生活をしながら、睡眠や休息を十分にとり、バランスのいい食事を心がけるようにしましょう。

プラークコントロールと生活習慣の改善が、歯周病やメタボを予防し、結果的に生活習慣病の予防にも繋がります。

 

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