歯がグラグラ、歯周病では?

「なんだか最近、歯がグラつくような気がする」
「しっかりと噛めない」

その症状、もしかすると歯周病が原因かもしれません。

歯周病は、お口の中に住む細菌によって、炎症が引き起こされる病気です。歯茎の腫れや出血に始まって、歯を支える土台の骨をどんどん破壊していきます。そのせいで、歯がグラグラになってしまうのです。

「エッ、でもちゃんと毎日2回は歯を磨いているんだけど…」

こんな反論も聞こえてきそうです。でも、歯周病の予防には、落とし穴があるのです。
あるテレビ番組がおこなった調査によると、「歯磨きに自信がある」と答えた20~50代の男女の約8割で、歯周病の初期症状が確認されています。

その落とし穴となる主な原因は、3つあります。

◆虫歯予防の落とし穴って?

①間違ったブラッシング
1日2回歯磨きしていても、歯周病になってしまうのは、磨き残したプラーク(歯垢)が原因。せっかく歯磨きしても、ブラッシング法が正しくないと、あまり意味がありません。とくに歯ブラシを大きく動かして、ゴシゴシ磨くというブラッシングでは、歯と歯の隙間などにプラークが残りやすくなります。

②喫煙習慣
タバコを吸う人は、吸わない人に比べ2~8倍の割合で、歯周病にかかりやすいといわれています。タバコに含まれるニコチンには、血管を収縮させて血流を滞らせるという作用があります。これによって、歯肉への酸素や栄養の供給が妨げられ、酸素を嫌う歯周病菌にとって、都合のいい環境になってしまうのです。

③自分の歯に自信がある
「虫歯になったこともないし、歯には自信がある」
こんな人も要注意です。歯医者さんに行く機会がほとんどないため、知らず知らずのうちに、歯周病が進行しているケースも少なくありません。歯周病の早期発見・予防のためにも、1年に1回は歯医者さんを受診することが大切です。

 

プラークコントロールに有効なブラッシング法に「バス法」「スクラビング法」があります。これを身につけることが、歯周病予防の第一歩といえます。私たち歯科衛生士が丁寧にお教えしますので、いつでもお声をかけてくださいね。

 

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