歯科検診の盲点

幼稚園や保育園、小学校から中学校、高校と歯科検診は年に1〜2回あります。
スマイル歯科にもピンク色の検診の用紙を持ってきて早く学校に提出したいと申し出があります。なんとなく赤紙みたいで嫌なものかもしれません。
集団検診は精密検査ではないのですが、よく勘違いされていることとして歯科医院で見たのと学校検診で見たむし歯の数が違うということが多いです。

まず、学校などではほとんど授業中に保健室や体育館でペンライトを頼りにミラーで確認します。中には歯磨きしていない生徒もいますから歯の溝に食べかすが付いたままの状態で見なければなりません。よく診察室で使うエアーというコンプレッサーで乾燥や食べかすを飛ばすということが出来ません。ライトもペンライトなので診察室での無影灯とは違って明るさが全然違うので、完全には見えません。立ったままや椅子に座ったままでも頭を固定するものもありませんし、ミクロのむし歯を揺れながら見ることは精密には出来ません。
生徒数が多い学校では300人くらいを見たりすることもあるので集中力も続きません。なので、集団検診での結果は大きくスクリーニングするということで大体は明らかにむし歯が見られるものを確実にチェックしていくものととらえたらいいのではないかと思います。
保育園や学校の検診の紙自体はそれほど神経質にならなくてもいいですよ。それより日常的に歯に感心を持ってもらうことが大切で「歯を守るために歯科医院に通う」ことが大切です!と言い切ってしまいますが、自分では口の中を見ることが出来ないじゃありませんか。だからなのです。

​スマイル歯科では口の中を写真をとって見てもらいます。直接手鏡でも直視してもらいます。まずは、知ることそれから分析して対策を立て実行する。将来にわたって戦略を練る。なにかしらお手伝いは出来ると思います。歯の大切さに気づいた方はぜひ検診とクリーニングを続けてください。切に願います。

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