入れ歯とインプラント どちらがお得?

「入れ歯にしますか?それともインプラントにしますか?」歯医者さんでこう聞かれたら、皆さんはどちらを選ぶでしょうか。今回は、入れ歯とインプラントを、それぞれの特徴や、価格の面で比較してみたいと思います。

◆入れ歯・インプラントのメリット

◇入れ歯の場合
①インプラントと比較して費用負担が少ない点。

②自分でカンタンに取り外してお手入れができ、インプラントのような通院・定期的なメンテを必要としません。

③制作期間が1ヶ月程度と短いため、治療も短期間で済みます。術後の傷の治りや、骨の再生を待つ期間も、基本的には必要ありません。

④インプラントのような外科手術もないため、治療にストレスを感じることもありません。

◇インプラントの場合
①骨との結合によって高い安定性を得ることができ、部分入れ歯のように固定源となる歯を犠牲にすることもありません。

②自分の歯のようにしっかりと噛むことができ、入れ歯の不適合などによる痛みや違和感もありません。

③自分の歯と変わらない自然な美しさが最大の魅力です。

④定期的な検診と毎日のケアで、長期にわたって使用することが可能です。

 

◆入れ歯・インプラントのデメリット

◇入れ歯の場合
①噛く力が小さくなり、入れ歯の間に隙間が生じると、傷むことがあります。

②慣れるまで話しづらく、強い異物感を感じます。また、装置の大きさによっては、味や温度を損なうことも。

③部分入れ歯では、クラスプが見た目に影響したり、引っかける歯に負担がかります。

◇インプラントの場合
①最大の欠点は治療費が入れ歯と比較して高額なことです。

②顎の骨の状態が悪い場合や既往症などがあると、インプラントの適応外となってしまいます。

③定期的なメインテナンスを怠ると、インプラント周囲炎の原因となり、その後の治療が難しくなります。

 

◆入れ歯・インプラントの価格帯

◇インプラントの場合(平均価格)
※1歯…300,000~500,000万円程度

◇入れ歯の場合(参考価格)
※保険適用の部分入れ歯…1装置5,000~15,000円程度

※自費の入れ歯
・金属床義歯1装置…300,000~500,000円
・ノンクラスプデンチャー1装置…250,000円
・ホワイトクラスプデンチャー1装置…20,000~30,000円

金額の面だけで考えれば、やはり入れ歯に軍配が上がるでしょう。
しかし、見た目の美しさや使い心地、装置の寿命による再制作なども、考慮しなければなりません。
どちらが本当はお得なのか、長~い目で見て決めてくださいね。

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