一度治療した歯がまた虫歯に!?

虫歯の治療を完了すれば、それでもう大丈夫と考えている人も多いと思いますが、実はそうではありません。
治療を終えた歯が、また虫歯になることが多くあるのです。


それは、歯磨きをおろそかにしたなどという本人の手抜きなどの問題ではありません。
毎日、しっかりと歯磨きをしていても、もう一度同じ歯が虫歯になってしまうことがあるので注意が必要です。

 

歯は治療をすることで弱くなります。
歯が削られることでダメージを負うことが理由なのです。
そのため、治療した歯やその周辺は健康な治療していない歯よりも虫歯のリスクがとても高くなってしまうのです。

特に、銀歯を入れていると要注意です。
欧米などでは殆どの人が「歯科医は口内トラブルの予防に行くところ」と考えているのに対し、日本人は「歯科医は歯の治療に行くところ」と考えています。
ですから、ごく初期で虫歯を発見することよりも、ある程度まで進行してから治療するということが多いように思います。
結果、銀歯を入れるということが増えるのです。

しかし、銀歯と自分の歯は全く隙間なく、くっついているわけではありません。
勿論、隙間があると自覚出来るようなレベルではないのですが、それでもごくごく小さな隙間は存在するのです。
この隙間などが虫歯菌の温床となり、そこから虫歯になるということが意外に多いのです。
尚、日本の虫歯治療は、その殆どが初めての治療ではなく再発した後の治療のやり直しだという報告もあるのです。
ですから、治療終了が完治ではないということは覚えておく必要があるのかもしれません。

つめもの、かぶせものには毎日50キロ程度の負荷が600回ほどもかかっていると考えられています。
噛む力は体重と殆ど同じであり、1日に噛む回数が600回程度であるというところから計算されているものなので個人差はあります。
けれども、これほどの負荷が日々かかっているとなると衝撃で劣化していくのは不思議なことではないのかもしれません。

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