外出時に歯磨きをしたいと思っても出来ないということは結構あることだと思います。
そんな時には、幾つかのかわりのケア方法がありますので、ここではそれについて記しましょう。

◆うがい

一番手軽で一定の効果を見込める方法です。
ブクブクとうがいをすることで口内を隅々まで綺麗に洗い流すことが出来ます。
長時間の食事など、飲食が続くような場面なら水を口内に含み、全体に行き渡るようにしてみましょう。
勿論、この時点でブクブクうがいなど出来ませんが、口内を水で満たすだけでも虫歯予防に効果があります。

◆指歯磨き

歯ブラシが無いけど磨きたいという時にはお勧め出来ます。
まず、指を綺麗に洗ってから歯磨きします。また、指を使うことに抵抗があるという場合は【オーラルシート】、【指歯ブラシ】やガーゼなどを指に巻いて行っても構いません。

ちなみに、指歯ブラシとは指サック型の歯ブラシのことです。指歯ブラシがお勧めなのは道具が必要ないことと、指先の感覚が繊細であるからです。

指で歯を触ると、表面がツルツルになったか直ぐに分かりますし、奥歯などを磨くのにも歯ブラシより口内に入れやすいというメリットもあります。また、歯ブラシと違って歯茎を傷つけないというのもメリットです。

◆マウスウォッシュ、ガムなど

口内をすっきりさせたいという時にはお勧め出来ます。
マウスウォッシュ、スプレー、タブレット、ミント系のガムなど色々な商品が市販されているので、自分に合うものを選ぶといいでしょう。

マウスウォッシュやスプレーには、殺菌効果もあるため、口内炎の早期改善、口臭予防などにも役立ちます。
しかし、気を付けたい点もあります。この2種類はエタノールが含まれていることが殆どなので、口内が乾燥しやすくなります。唾液量が少ない人はもっと乾燥させてしまうかもしれず、虫歯菌を増やしかねません。また、刺激も強いため歯周病などで歯茎が腫れているような場合も使用しない方がいいでしょう。

ガムなどを選ぶ時にはキシリトールが配合されたものを選ぶと、虫歯菌の抑制に効果を得られるのですが、糖も含まれているものがあるため、商品の成分には注意が必要です。できることでしたら、歯科医院で販売している歯科専門のガムをお薦めします。