歯が生え変わる時期・永久歯はいつまでに?

■永久歯はいつまでに生えそろう?

永久歯の生え揃う時期というのは一応の目安はありますが個人差も大きいため、その時期内に生えないと絶対に妙だというわけではないようです。
ただ、気になる方もいると思いますから、ここでは歯の生える時期について少し記しましょう。


◆乳歯の生える時期と抜ける時期の目安

◇(乳中切歯) =6~7ヶ月で生え始め、6~8歳で抜ける
◇(乳側切歯) =7~8ヶ月で生え始め、7~9歳で抜ける
◇(乳犬歯) =16~20ヶ月で生え始め、9~12歳で抜ける
◇(第一乳臼歯)=12~16ヶ月で生え始め、10~12歳で抜ける
◇(第二乳臼歯)=20~30ヶ月で生え始め、10~12歳で抜ける


◆永久歯の生える時期

◇(中切歯) =上が7~8歳、下が6~7歳で生え始める
◇(側切歯) =上が8~9歳、下が7~8歳で生え始める
◇(犬歯) =上が11~12歳、下が9~10歳で生え始める
◇(第一小臼歯)=上が10~11歳、下が10~12歳で生え始める
◇(第二小臼歯)=上が10~12歳、下が11~12歳で生え始める
◇(第一大臼歯)=上下ともに6~7歳で生え始める
◇(第二大臼歯)=上が12~13歳、下が11~13歳で生え始める
◇(第三大臼歯)=上下ともに17~21歳で生え始める ※親知らずは生えない場合もある


それぞれに時期を記しましたが、おおよそで記すと6~12歳頃に乳歯から永久歯に生え変わるのが一般的でしょう。そして、永久歯が全て揃うのが14歳頃だと考えられます。

歯の生え変わる時期や順番というのは、おおよその目安はあっても個人差がありますので多少ずれたり変わったりすることがあります。それに関しては、それほど神経質になる必要はないと思います。

しかし、時期を過ぎて様子を見ても生え変わる気配さえない場合、乳歯が抜けたのに永久歯が生えて来ない場合、乳歯が抜けていないのに永久歯が生えて来た場合などには歯科医で診察してもらうことをお勧めします。

ちなみに、乳歯は20本、永久歯は28本あるのが普通です。親知らずを入れると永久歯が32本になります。


■歯が生え変わる時期に気を付けたいこと

乳歯から永久歯になる時には、親はどんな事に気を付けていればいいのでしょうか?
歯が生え変わる時期の注意点について詳しく解説していきます。

★食事を工夫して咀嚼力を鍛える
歯並びに悪影響を及ぼさないようにするには、顎がちゃんと発達できるようにする事が大切です。
顎を発達させるのに必要なのが噛む力です。しっかりと噛んで食べられるような食事を考えましょう。
きゅうりや大根、人参など歯ごたえのある野菜をスティック状にして食べさせてあげるといいでしょう。
スルメも噛む力は鍛えられますが、消化不良になる事もあるので、控えた方がベターです。

★乳歯がきれいに抜けたかをチェック
乳歯は、きれいに抜けていれば問題ありません。乳歯が折れてしまっていたり、歯肉の中に残ったままになっていても、永久歯が生えてくると普通は自然に押し出されるので問題ありませんが、稀にその乳歯が化膿してしまう場合もあります。

そのため、乳歯が抜けた後の様子はしっかりチェックしておく必要があります。そして、永久歯が生えてきた時、その永久歯に問題が発生していないかどうかも確認しましょう。

★生えたての永久歯はしっかりケア
永久歯が生えたての頃は、大人の歯よりも酸に弱いので、どうしても虫歯になりやすいのです。そのため、乳歯が抜けて永久歯が生えてきたら、歯ブラシやデンタルフロスを使ってしっかりと汚れを取り除いてあげましょう。
特に、生えてから最初の2年は徹底ケアする必要があります。

完全に永久歯が出てきていない生え変わりの時には、食べカスが詰まって萌出性歯肉炎という歯の炎症が起こる場合もありますから、永久歯と歯肉の間に食べカスが詰まらないよう注意しながら歯を磨いてあげるようにしましょう。

 

■まとめ
このように、歯が生え変わる時には、乳歯の頃からしっかりと顎を鍛える事、抜けた乳歯の状態をよく見ておく事、そして生えてきた永久歯をしっかりケアしてあげる事が大切です。
こうした注意点を頭に入れて永久歯への生え変わりを見守ってあげましょう。

何か心配なことがありましたら、気軽に検診&ご相談に来てください。

 

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