免疫力の低下と歯周病の関係

疲労や睡眠不足が続いて風邪をひき、病院にかかると「免疫力(抵抗力)が落ちている」と、お医者さんに言われたことありませんか?

「免疫」は、私たちの身体を守るために欠かせないシステムといわれています。よく耳にする言葉ではありますが、そもそもどんな働きをするのでしょうか。

◆免疫とは

体内に侵入したウイルスや細菌などの病原体を、「自分とは異質なもの」と判断して攻撃し、排除しようとする防御システムのことをいいます。

たとえば外側から侵入してきた「ウイルスA(抗原)」を、体は異物と判断し、排除しようとしますが、そのとき細胞は「ウイルスA」をしっかり記憶します。次に「ウイルスA」が侵入した場合は、記憶していた細胞が「ウイルスA」だけに反応する「対抗物質(抗体)」を作りだし、これを撃退します。

私たちが、はしかや水ぼうそうに一度しかかからないのは、この働きのおかげなのです。

この免疫力の低下は、もちろんお口の中の健康にも影響を与えます。

◆免疫力の低下は歯周病の原因に?

口の中には、さまざまな細菌が住んでいます。それなのに普段は悪さをしないのは、この免疫力と細菌の力関係がうまく保たれているからです。しかし、免疫力が低下すると、このパワーバランスが崩れてしまい、歯周病菌が暴れ出すのです。

毎日ていねいに歯磨きしているにもかかわらず、歯周病になってしまう人は、免疫力の低下を疑ってみた方がいいかもしれません。

◆免疫力が低下する原因って?

・疲労やストレス
・食生活の乱れや運動不足
・不規則な生活による睡眠不足
・身体の冷え

◆免疫力をアップするには?

一番良くないのが過労や睡眠不足です。十分な睡眠をとるようにし、疲れを溜めないことが大切です。これには入浴が効果的です。温かいお湯につかって汗をかくことで、老廃物も排泄されて一石二鳥です。

また、毎日の食事で免疫力アップ効果も。ビタミンやミネラルを多く含む緑黄色野菜やニンニク、キノコ類や海藻類、ヨーグルト(R-1が特に有名ですね)や納豆などの発酵食品などがおススメです。

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